ホワイトデーのお返しで悩んでいる男子へ。起死回生の一手、知りたくない?
ホワイトデーが近づいてきました。
ホワイトデーは『バレンタインデーにチョコレートをくれた女性に男性がお返しをする日』であり、バレンタインデーなくして存在し得ないイベントです。
そして、バレンタインデーは日本では一般的に『女性が男性にチョコレートを上げる日』なので、バレンタインにチョコレートをもらえなかったメンズにとってホワイトデーはただの1/365日。であるばかりか、他のメンズが女性にお返しを渡す場面に出くわすたびに、モテない自分と向き合うはめになります。
バレンタインデーとホワイトデーのコンボにより、ひと月の間に2度もヘコまされるのです。
できればそんな目に合いたくないですし、欲を言うとバレンタインはダメだったけど、ホワイトデーは楽しみたい。そんなあなたに、ホワイトデーにできる起死回生の一手を教えます。
はじめに
バレンタインデーには上記の通り『チョコレート』というものがキーアイテムなのは間違いないのですが、“もらったか”“もらっていないか”の一次元で済まれさるほど事態は単純ではありません。
以下のフローチャートをご覧ください。
※いわゆる義理オンリーの“ばらまきチョコ”は対象外としています。(これ、お返し面倒くさいからほんとやめてほしい)
※本命チョコっていう言い方は古いかと思ったけど、結構まだ普通に使われてるみたいですね。
バレンタインデーにおいて、生けとし生けるすべてのメンズはチョコレートを“もらった個数”、“くれた人”、そして“好意の有無”という3次元5パターンに分類されます。
ここで言いたいのは、
⑤だからってヘコむことないよ。むしろこれはチャンスだよと。
反対にモテるひとに対しては、
油断してるとチャンス失うよ?と。
それぞれのパターンについて、正確な状況把握と効果的なホワイトデーのお返し方法について解説します。
パターン①好きなひとに本命チョコをもらえた場合
こんなもんもう勝ち組以外のなにものでもないやんけ!という風に見えますが、実はそうではありません。このパターン、対応を誤ると地獄を見ます。
解説しましょう。
バレンタインデーからホワイトデーの間は『試されている期間』です。
このことに気づかず、「よっしゃー!好きな子にチョコもらえたー!」と有頂天になってのうのうとしていると痛い目に合います。
好きなひとにチョコレートを渡した女子は、“いつ”“どんな返事をくれるのか”が気がかりで仕方ありません。なぜなら、バレンタインというイベントにおけるチョコレートは、「あなたに好意を持っています」という気持ちそのものだからです。
なので、好きなひとにチョコレートをもらえた場合は、速攻でお返ししましょう。
ホワイトデーまで待つ理由はひとつもありません。次の日には必ずお返しした方が絶対いい。
「いやでも普通ホワイトデーに返すし。なにがダメなの?」というあなた、ちょっと想像してみてください。
好きなひとに「好きです」と言われて、1ヶ月後に「俺も好きだ」という自分を。
どうですか?めっちゃカッコ悪いし意味わかんないですよね。なら早く言えよと。なんでずっとリアクションないんだよと。チョコレートをくれた女子はまさにこの感覚です。そんな対応されたら「いや、その程度ならもういいわ」となってしまいます。
お返しの速度によって天国にも地獄にもなるゼロイチゲーム。気持ちを伝えてくれたあの子の勇気に感謝し、スピード感をもって対応してください。このパターンはスピードさえあればそもそも勝ち戦なので、必ずうまくいきます。
パターン②好きなひとにチョコをもらえたけど、本命じゃなかった場合
僕はこれが真の勝ち組だと思っています。だって、その女子が自分に好意を持ってくれていることがわかったのに、パターン①と違って試されてないんだもの。
もう一つ重要なのが、本命じゃなかったことで危機意識が芽生える。
「自分は本命チョコをもらえるポジションにいないのか…」
「もしかして、自分じゃない他の誰かに本命チョコあげてるのでは!?」
こう考えたときの危機感、ハンパないです。
そうなってくると、やることはただ1つ。
チョコをくれた女子が自分に向けてくれた以上の好意を、相手に示す。
これです。
パターン①と同じようにスピードで勝負してもいいですし、ホワイトデーに照準を合わせて1ヶ月間仕込んでもいいです。相手の意表をつくサプライズを用意し、そして、自分の気持ちが伝わる本気のお返しをしてください。きっといい結果になるでしょう。
パターン③好きなじゃないひとに本命チョコをもらった場合
これは厄介な事態です。
誠実な男子はそもそも受け取らないか、ホワイトデーに「ごめん。俺そんな気ないから」というのが伝わる簡素なお返しをサッとするのでしょうが、そうでないひとは「ありがとう」と言いながらチョコを受け取ってしまい、「どうしよう。もらっちゃったけどお返しどうしたらいいんだよ…」と悩むことでしょう。
チョコから好意を感じ取れるものの、その好意を言葉にして伝えられたわけではないので、どう返答すればいいのかわからない。
もし「あなたの気持ちに添えません」と言ったとき、「え?私そんなつもりないけど」などと返されようものなら、目も当てられません。バレンタインの恐ろしいところはここなのです。
まず、お返しをしないという選択肢はありません。チョコを受け取っておきながら無視を決め込むのは非常に失礼です。それならば、そもそも受け取るべきではありませんし、バレンタインのときに逃げておきながら、ホワイトデーでも逃げるのはただの恥です。
ではどうしたらいいか。世の悩める男子にお教えしましょう。
この厄介な事態を乗り切る唯一の方法。それは、
チョコとバレンタインの関係を断ち切ってしまうことです。
チョコはバレンタイン効果によって特別なものになるのです。なんでもない日のチョコはただのお菓子。なので、もらったチョコをただのお菓子にしてしまいましょう。
具体的なやり方としては、チョコをもらった数日後に、市販のチョコレート(チロルチョコのような軽く食べれるもの)をなんの包装もせずに「この前チョコくれたからこれあげる」と言って渡します。あくまで、バレンタインのお返しではなく、チョコをくれたことに対するお返しという雰囲気を醸し出しながら渡してください。自分も一つ食べながら相手に渡すと、うまく雰囲気が作れるかもしれません。「このひとはその気がないんだな」と察してくれるはずです。
パターン④好きじゃないひとに本命じゃないチョコをもらった場合
たぶん友達からでしょうかね。これはもういいでしょう。無難に、もらったものと同程度のお返しをしてください。(もしかしたら、「本当は本命チョコをあげたかったけど…」という女子がいたかもしれませんが、こちらサイドには関係ないことなので気にしなくて良いです)
パターン⑤チョコをもらえなかった場合
5パターンの中で唯一、バレンタインを1ミリも楽しめてないひとたちです。
でも、だからってホワイトデーまで楽しめない理由はありません。
さきほどこう述べました。⑤だからってヘコむことないよ。と。
うん。まぁ、バレンタイン当日は仕方ないでしょう。誰しも期待しますし。期待に沿わない結果だったらヘコむのは当然です。
しかし、次の日には気持ちを切り替えてください。この日からホワイトデーまではハングリー精神丸出しの挑戦者です。他の男子が下手にチョコを手に入れたせいで調子に乗っている間に、起死回生の一手を画策しましょう。
「いやいや、だからチョコもらってなんだってば」というあなた。
もう一度、導入部の一文を読んでください。
バレンタインデーは日本では一般的に『女性が男性にチョコレートを上げる日』
おわかりでしょうか。バレンタインデーは“一般的に”『女性が男性にチョコレートを上げる日』なのです。となれば、ホワイトデーも“一般的に”『男性が女性にチョコレートのお返しをする日』と言えます。
男性が女性にお返しをするはずの日に、男性が女性にプレゼントをあげたらどうなるでしょう。おそらく驚かれます。普通はしないですからね。
プレゼントを渡した瞬間は困惑されるかもしれませんが、「ホワイトデーに、バレンタインにチョコをあげてないひとからプレゼントをもらった」というのは、かなり印象深い出来事のはずです。
これを、パターン①~④の正規ルートを通ってくる男子より先に仕掛けましょう。暫定1位の座を確保することで、女子の意識の中で、あとからくる全員と対決することができます。
「チョコあげてないAくんはこんなに素敵なプレゼントくれたのに、チョコあげたBくんはなんだかそっけないな」
という具合。
もし、逆バレンタイン作戦で正規ルートでのこのこやってきた男子全員倒すことができたら、めちゃくちゃ気持ちいいでしょうね。
何もしなければ、バレンタインはもとより、ホワイトデーまで楽しむことができません。
ここはひとつ意を決して、起死回生の一手を打ってみてはどうでしょう?
ホワイトデーまであと数日。
男子の皆さん、頑張ってください。
こちらからは以上です。