気がつけばしからば

モノだけじゃなく、経験もシェアしよう!ということで、自分が経験したことの中から気づいたエッセンスを綴ります

【厳選】この冬、手のひらに乗せて愛でたい動物5選

動物の赤ちゃんて可愛いですよね。猫や小型犬の赤ちゃんなんてもう寝てようが起きてようがめちゃくちゃ可愛い。胸ポケットからちょんと顔だけ出してだれかれ構わず自慢して歩きたいほどです。

その可愛さたるや、天使そのもの。

あくびなんてしようものなら、口をモゴモゴ動かしてスヤッと寝ようものなら、もう見る者みな悶死しかねないほどの可愛さです。可愛さで殺す、という完全犯罪すら成立してしまいます。

 

しかし。

 

そんな天使の生まれ変わりのような彼らも、悲しいかな、いずれは大きくなってしまいます。

いや、大きくなってももちろん可愛いのは可愛いですが、赤ちゃんのときの無尽蔵とも思える可愛らしさは残念ながら失われてしまいます。

 

ではどうすればよいか。

 

簡単です。

成長しても小さいままの動物を愛でればいいのです。

 

というわけで、この冬、手のひらに乗せて「かあいいなぁかあいいなぁ」とひたすら愛でたい動物を厳選して5種類紹介します。

『かわいさ』『ぬくもり』『おてごろ』『ふぃっと』の4項目で評価します。

『かわいさ』:手のひらに乗せたときにいかに可愛いく振舞うか

『ぬくもり』:手のひらに乗せたときにいかに温かさを感じさせてくれるか

『ふぃっと』:手のひらに乗せたときにいかに体がフィットするか

『おてごろ』:いかに簡単に手のひらに乗せられるか

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1.ハムスター

まず紹介するのは、手乗り界のスーパースター、ハムスターです。

ハムスター

もう何年も前から人間の手のひらを独占しており、向かうところ敵なし状態。

ちなみに、一般的なペットショップにいるのは大きめのゴールデンハムスターや小型のジャンガリアンハムスターなど数種類ですが、ハムスター専門店(そんなものがあるのです)では20種程度扱っているそうです。

 

余談ですが、大学の研究室に野生のハムスターを捕まえてきて飼っている中国人留学生がいました。日本には生息していないようですが、モンゴルなどの岩石系砂漠地帯には普通に野生のハムスターがいるそうです。

想像してみてください。岩陰からチョチョっと走り出てくる野生のハムスター。追いかけずにはいられないですよね。

そしてもちろん、モンスターボールを投げてこう叫びます。

「野生のハムスターってなんだよ!」

 

評価は以下の通りです。

 

かわいさ★★★★☆

ぬくもり★★★☆☆

ふぃっと★★★☆☆

おてごろ★★★★★

総合評価★★★★☆

 

【評論】

やはり、近所のペットショップで気軽に出会えるのと、1匹1000円なのはかなり強く、『おてごろ』が星5となります。ただし、じゅうぶん懐いている子でも、手の上でじっとしている時間はほんとに短く、5秒もすればもぞもぞし始めます。よって『ふぃっと』は星3。加えて、手のひらに乗せて愛でるにはもう少し大きさが欲しいので、『ぬくもり』も星3です。

 

2.モモンガ

続いて手乗り界の若頭、モモンガです。

モモンガ

とはいってもまだまだマイナーな存在で、ハムスターが手のひらのシェア90%を占める中、辛うじて小指に上半身を引っ掛けて足をばたばたさせている状態です(注:イメージ)

 

サイズはハムスターと同じくらいですが、特徴的なのは、前足と後ろ足が薄い飛膜で繋がっていること。木の上から四肢をバッと広げて滑空します。ぴゅーと飛ぶというよりはひらひら落ちるという方が表現として近いらしく、その様は天女が落としたモフモフのハンカチだと言われています。

 

ちなみに、同じ飛膜系動物にムササビがいますが、こちらは通常時は猫くらい、飛膜を広げると座布団くらいの大きさになり、しかもものすごいスピードで飛んできます。大相撲で乱れ飛ぶ座布団の中にムササビが紛れていても多分気づかないでしょう。力士級の動物などとても手のひらで愛でることはできません。

 

評価に移ります。

 

かわいさ★★★★★

ぬくもり★★★★☆

ふぃっと★★★☆☆

おてごろ★★☆☆☆

総合評価★★★★☆

 

【評論】

ペットとしてマイナーなだけに、販売価格は1匹3万円程度だそうです。しかし、日本には野生種が存在しており、本気を出したら自力で捕まえられないこともないので、星3と甘めの評価となっております。また、温もりについては、ハムスターの星3に飛膜分の暖かさを加えて星4としています。

 

3.ハリネズミ

お次は手乗り界のツンデレムスメ、ハリネズミです。

ハリネズミ

お腹以外が針で覆われているため、「手には載せられないのでは?」と思いがちですが、そんなことはすごくあり、全くその通りです。

 

あまりの可愛さにいきなり手のひらに乗せようとするとめっちゃ刺してきますし、余裕で血が出ます(注:体験談)。ハリネズミを手に乗せて愛でるには、慣れさせないとどうにもならないので、小さい頃から触られることに慣れる訓練をすることが必須になります

その代わり、一旦慣れると、それはもうもう愛で放題でしょう。眠れない夜は、枕元に呼び寄せ、針の数を数えましょう。きっと安らかな眠りにつけるはずです。

 

以下、余談です。

このハリネズミ、名前にネズミと付いていますが、実はネズミではありません。モグラの系統です。そしてハリネズミと同様に背中が針で覆われた動物にハリモグラがいますが、こいつはモグラではなく、カモノハシの系統。

ハリネズミはモグラでハリモグラはカモノハシ。なんともややこしいですが、ハリカモノハシがいないのがせめてもの救いです。もしハリカモノハシがいた場合、『名前にカモノハシと付いていますが、コアラの系統です』と注釈をつけることになり、いよいよ出口のない魔回廊に迷い込んでしまうことでしょう。

 

話が逸れました。評価は以下の通りです。

 

かわいさ★★★★★

ぬくもり★★☆☆☆

ふぃっと★★★★☆

おてごろ★☆☆☆☆

総合評価★★★☆☆

 

【評論】

記事を書くまえの予想では「ハリネズミがトップだろうな」と思っていましたが、評価してみると、なんと暫定最下位の星3でした。

足を引っ張ったのは『おてごろ』と『ぬくもり』です。

モモンガと同じく、ペットとしてまだまだマイナーなために、販売価格は1匹3万円程度だそうです。しかも日本には野生種が存在していません。自力で捕獲することができず、購入する道しかないため、断腸の思いで『おてごろ』に星1を付けました。また、ハリネズミは針に覆われた背中部分が手のひらにくるように仰向けに持ちます。針は毛が極端に固くなったものなので、それを触っても温かくはないでしょう。よって『ぬくもり』は星2となります。

 

4.マメジカ

手乗り界の異端児、マメジカです。

マメジカ

By Uspn

なんとここに来てシカを出します。満を持しての登場です。

「え、シカって手に乗るの?」という疑問を持ったあなた、乗るんですよこれが。

生物学的には、奈良にいるようないわゆる『シカ』とは異なる系統みたいですが、見た目は完全にシカです。

小さいものでおよそ1kg。ゴールデンレトリーバーの子犬と同じくらいですので、ペット可のマンションでも余裕で買うことができます。一時期、リスザルという小型のサルがペットとして流行したことがあり、当時「うちにサルいるんだぜ」と言える男の子がモテていました。次は「うちにシカいるんだぜ」でモテる日が来るかもしれません。

 

評価します。

 

かわいさ★★★★★

ぬくもり★★★★★

ふぃっと★★★★★

おてごろ☆☆☆☆☆

総合評価★★★★☆

 

 【評論】

薄々お気づきのこととは思いますが、現在、日本で個人がマメジカを飼うことはできません。私が調べた限り、そもそも取り扱っている業者がいないですし、日本に野生のマメジカもいません。「どうしてもマメジカを飼いたいんだ!!」という方は、ジャワ島あたりに移住するのが最も堅実な手段です。(マンションでも余裕で買うことができるとか言っておいてなんですが…)。というわけで、『おてごろ』は星0。

ただ、抜群の愛くるしさ、両手にちょうどいいサイズ感、それによる温もり、「シカが手に乗る」という希少性で見事にカバーし、『総合評価』はまさかの星4です。

 

5.スズメ

最後に登場するのは、手乗り界のダークホース、スズメです。

(哺乳類だけが動物じゃない!)

スズメ

ヒヨコって可愛いですよね。小さな黄色い体でよちよち歩く姿はまさに天使。実は、私はすべての動物の中でヒヨコが手のひらに乗せて愛でたい動物第1位だと思っています。ただ、ヒヨコは驚くほどのスピードでニワトリになってしまいます。一週間海外旅行に行って帰ってきたらケージの中に知らないニワトリがいた、と親戚のおじさんも言っていました。

体毛の色こそ黄ではありませんが、その“サイズ感”、“鳴き声”そして“愛らしさ”を成長した姿で持っているのがスズメです。(ヒヨコ)-(黄色)=スズメ。そういう認識です。

そしてスズメは日本のそこら中に生息していますので、手のひらに乗せて愛でるにはうってつけと言えるでしょう。

 

評価は以下の通りです。

 

かわいさ★★★★★

ぬくもり★★★★★

ふぃっと★★★★★

おてごろ★★★★★

総合評価★★★★★

 

【評論】

すべての項目において星5です。

文句なしのキングオブ手のひらに乗せて愛でたい動物と言えるでしょう。

そして、この記事のタイトルはこれです。

 

【厳選】この冬、手のひらに乗せて愛でたい動物5選

 

単に手のひらに乗せて愛でたい動物ではなく、この『冬』手のひらに乗せて愛でたい動物5選です。

 

この写真をご覧ください。

空気を取り込んで膨らむスズメ

このように、スズメは気温が下がると、羽毛の間に空気を溜め込んで保温します。その様は雪の中にそっと置かれた大福のよう。この姿は冬にしか見られません。

これが、『総合評価』星5の決め手となりました。

 

 

以上、この冬、手のひらに乗せて愛でたい動物5選でしたが、いかがだったでしょうか。もちろん異論は認めます。皆様のとっておきの5選を是非教えてください。

 

暖かくなったら、この春、手のひらに乗せて愛でたい動物5選を発表します。